症例/咳喘息

患者様情報

来院されるまでの症状

・生まれつき気管支が弱いとおっしゃていました。
・季節の変わり目になると空咳をすることが多かったが、1ヶ月前から風邪をひき、発熱・悪寒を伴った後、熱が下がり始めたころから咳が出始めたということです。
・喉につまり感があり、一度咳込むと止まらなくなり、ちょっとした心配事などがあると、咳の回数が増してしまい、夜も咳で眠れなくなっている様子でした。
・ご本人は、咳は生まれつきのものということで主訴とせず、胃の不調と肩こりを訴えられて、来院なさいました。

患者様 50代 神奈川
初診 2010年7月
既往症 気管支炎、アレルギー性鼻炎
他の症状 左首肩こり、頭痛、足先の冷え

四診と経過

診療(診断と施術)

・両側頚部が固く緊張しており、咳のし過ぎで胸鎖乳突筋が強く張っていたため、首の可動域が狭くなっていました。
・まず始めに首周りをほぐした後に、背中の筋緊張をとっていく施術を行いました。

初診後の経過

・週に1回のペースで同様の施術を繰り返し行いました。
・3回目の治療後には睡眠が良くとれるようになり、咳の回数も軽減しました。
・まだ、喉のつまり感が取れないので、今後も週に1回ペースで来院を予定しています。

使用した主要なツボ

①大椎(だいつい) ②天窓(てんそう)

ひとこと添えさせていただきます

・咳により、喉の炎症も慢性化し、眠りも妨げるので、特に咳が発症しやすい季節やストレスを強く感じた時は早めに受診することをお勧めします。