症例/つき指
患者様情報
来院されるまでの症状
・右薬指の第2関節を数年前につき指して以来時々痛むということです。
・長い間こわばった状態が続いていたようで、指をしっかりと曲げることができない様子です。
・なんとかこの状態から解放されたいという思いで、来院なさいました。
患者様 | 50代 神奈川 |
---|---|
初診 | 2007年3月 |
既往症 | なし |
他の症状 | ホットフラッシュ、右膝関節症 |
四診と経過
■ | 診療(診断と施術) |
・見た目にも薬指の第2関節が他の指よりも太くなっていました。
・熱感などはありませんでしたが、関節を両サイドから挟むようにして押すとやや痛みがあるようです。
・半米粒大のお灸を、関節をはさんで両側に5壮ずつすえて施術しました。
・3回目の治療では、指の曲げたときの違和感が和らいだとのこと。
■ | 初診後の経過 |
・週1回の来院診療を3回続けていただきました。
・3回目の治療では、指の曲げたときの違和感が和らいだとのことでしたので、そのまま、毎週1度は来院していただき、数か月後には月一度に回数を減らしていきました。
使用した主要なツボ
*①膏肓(こうこう) ②手三里(てさんり) ③欠盆(けつぼん)
■ | ひとこと添えさせていただきます |
・つき指などの関節の痛みにはお灸がきわめて有効です。
・患者様の場合は数年前のつき指で「古傷」ともいえます。
・灸は古傷にも効果がありますので、続けていただくことが大事です。
・来院が困難な場合は、あきらめず、ご家庭でもお灸をするだけでも効果は期待できます。市売品でもかまいませんし、当院でお分けすることもできます。お申し付けください。