症例/めまい(2)
患者様情報
来院されるまでの症状
・2年前にめまいが発症し、首を動かすとクラっとする頭位変換性めまいで、仰向けで寝ることができない状態ということでした。
患者様 | 30代 神奈川 |
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初診 | 2011年9月 |
既往症 | 頸椎捻挫 |
他の症状 | 慢性頭痛、冷え性 |
四診と経過
■ | 診療(診断と施術) |
・頚椎の変形があり、それが原因で右首の筋緊張が強くなって症状がでていると判断しました。
・めまいの原因となっている右首の緊張を緩める施術を徹底しました。
・施術後に、ゆっくりと正面を向いて寝ていただきましたが、めまいは生じませんでした。
■ | 初診後の経過 |
・週1回のペースで受診し、3回目の施術後にはめまいの症状はほぼ起きなくなりました。
・めまいは、一度起こると治りにくいし精神的にもダメージがくるので、予防を徹底することを提案させていただき、現在は首肩こりの軽減とめまいの予防のために、隔週に1回の来院を継続していただいています。
使用した主要なツボ
* ①翳風(えいふう) ②完骨(かんこつ) ③肩井(けんせい)
■ | ひとこと添えさせていただきます |
・10年程前に自動車事故で頸椎を傷めた(むち打ち症)ことや、仕事で長時間下を向いている体勢が多いことが原因で諸症状がでていたと思われます。
・ご自身でできる予防として、普段から首肩のストレッチや温めて筋緊張を緩めるとことをお勧めします。
・むち打ち症は、数年経ってから症状が出たり、季節の変わり目、湿気や気圧の変化などでも再発しやすいので、ご注意ください。