症例/肋間神経痛
患者様情報
来院されるまでの症状
・首肩こりがひどく、最近は左の胸部まで痛みが走るようになった。
・症状が一向におさまらず、ますますひどくなるような不安に襲われ、来院なさいました。
患者様 | 60代 女性 神奈川 |
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初診 | 2012年5月 |
既往症 | なし |
他の症状 | 首肩こり、腰痛 |
四診と経過
■ | 診療(診断と施術) |
・上半身の筋緊張がひどく、特に左首から肩甲骨付近にかけて鉄板を入れたような強い張りがありました。
・全身の筋を緩めることを目的に本治法を行った後、左の首筋から左肩甲患部を局所的に緩める施術を行った結果、神経痛は1回の治療で治まりました。
■ | 初診後の経過 |
仕事が忙しくなると肩こりがつらくなるため、その度に月1回程度で治療を継続していらっしゃいます。
使用した主要なツボ
* ①膏肓(こうこう)②心兪(しんゆ)③天鼎(てんてい)
■ | ひとこと添えさせていただきます |
・手の痺れは首や手首からの神経圧迫等、様々な原因で起こります。
・肋間神経痛の原因はほとんどが背中の極度な筋緊張であることが多く、その緊張を緩めれば痛みは緩和します。
・ただし、神経痛の症状がでる時は首肩のこりもひどくなっており、呼吸や睡眠が浅くなりがちです。
・その結果、回復力も低下して体調不良につながっていることが多いです。
・肩こり程度の段階で身体の筋緊張を緩めると予防につながるので、身体全体の調整のための定期的な治療が効果的です。